前略、ドデカ愛の真ん中より

※個人の感想です

愛を綴るということ

 過去に、「好きな人へラブレターを書きたい」と言ったら、友人達に止められたことがある。物理的な形に残してしまうと何かの弾みで貴方が恥をかくかもしれないよ、との事だった。当時の状況を考えると友人達の指摘は至極真っ当なものであり、あの場における助言の最適解であったと思うが、バカデカ感情で頭がおかしくなっていた私は率直に(愛を形にすることの何が悪いのだろう?)と不貞腐れていたことを覚えている。

 

 それから数年が経ち、私は好きなコンテンツへの赤裸々な愛をインターネットで全世界に公開する人間になってしまった。今この瞬間、もしかしたら私は恥をかいている可能性だってある。あの時の友人達の助言を全て無にしているようで何か申し訳無いような気もする。

 そんなこんなで、好きなコンテンツへの赤裸々な愛をインターネットで全世界に公開し始めてから1年が経った。ついでに、初めてHalf time Oldのライブ目的で遠征してから1年が経とうとしている。ブログはこの記事が28本目だ。なんの偶然か、ひっくり返したらハーフだ(?)。ライブは昨日が累計25本目だったので、ライブに行った回数より多くブログを上げていることになる。行ったライブの全てを文章にしている訳ではないので、本数だけ見ると私は相変わらずクソデカ感情まみれの人間であるらしい。

 このブログは、あの時書いていたかもしれなかった恋文とは違い、特定の誰かに宛てて書いている訳では無い。想いを形にするのがただただ楽しくて仕方がない人間が生み出した、愛の果ての何かだ。


 きっとこれからも、私は好きなコンテンツへの愛をインターネット上に垂れ流すのだろう。180文字までの小刻みな愛も、数千文字の重い愛も、形にするのが本当に楽しくて仕方がない。形にしないとすぐに忘れてしまうし。

 特定の誰かに宛てている訳では無い、と言ったが、ただ1人このブログを読んで欲しい人がいる。何十年後レベルの遠い未来で、好きなコンテンツが全て入れ替わった私である。面白がるでもいいし恥ずかしがるでもいい。当時の己の未熟さを嘆くでもいい。文章の拙さを笑っても構わない。2020年代前半の私が、この上なく大きくて熱い愛をもらって、そして己の心に湧き上がるたくさんの愛を持て余すくらいに幸せだったことを、ただ感じて欲しいのである。その時まで生きていたいから、どうか、世界がこのまま平和へと向かいますように。


2022.11.24  みやざき (@miya__t__O)


⬇️1年前に書いた初ブログ

六章立ての希望譚『ステレオアーモンド』 - 前略、ドデカ愛の真ん中より